2009年8月25日火曜日

トルコの街づくりとその足元

トルコでは今、急速に都市開発が進んでいる。

地方都市カイセリでも、空港やバスターミナルが新調され、道路は拡幅、ポップな色遣いのアパートやマンションが次々と建てられる。新興住宅地の売り出しは好調のようだ。

そんな中、建設中のマンションをよく見かける。
鉄筋コンクリートなのか、ただのコンクリートなのか・・・。
素人目でも、耐震性に乏しいことは一目瞭然。
地震が無い土地ではない。大丈夫なのだろうか?と、見るたびに心配する。

丘の上の新興住宅地。
そのすぐ横に放置された廃土。
トルコという国民性をあらわしている、といえば微笑ましいが、実際、見ていて残るのは「危なっかしさ」という印象だ。
いくら急ぎの開発だからといって、ここまで無造作でいいんだろうか。

この廃土、ちょっとした揺れや雨で簡単に崩れるだろう。
「下に家はないんだからいいんじゃないか」
そんな声も聞こえるが、そのうち廃土ということを忘れて上にいろいろモノを載せてしまいそうだから怖い。
実際、左側の廃土(住宅地のすぐ手前)はもう、周りの風景に溶け込みつつある。

開発を止めるわけにもいかないだろう。が、もう少し、足元を固めて物事を進めてくれればいいのに・・・。
そう思うのも、心配のしすぎだろうか。

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